一卦|易経

易経六十四卦 第18卦

山風蠱さんぷうこ

Gǔ/WORK ON THE DECAYED
上卦 ☶艮(山) 下卦 ☴巽(風)
矯正・腐敗の修復

卦の意味

腐敗や問題を修復する卦。過去の過ちや停滞した状況を根本から改革する時。困難な仕事だが、誠実に取り組むことで大きな成果が得られる。問題の原因を正確に把握し、慎重に対処せよ。

卦辞・彖伝

蠱は元いに亨る。大川を渉るに利ろし。先甲三日、後甲三日。

蠱。元いに亨る。大川を渉るに利ろし。甲に先立つこと三日、甲に後るること三日。〔彖伝〕蠱は剛上りて柔下がる。巽にして止まる。蠱なり。蠱は元いに亨る。天下治まる。大川を渉るに利ろし——往けば事あり。甲に先立つこと三日、甲に後るること三日——終わりてまた始まり有り。天道なり。

大象(象伝)

山下に風あり。蠱なり。君子以て民を振い徳を育す。

山下に風あり。蠱なり。君子以て民を振い徳を養う。〔大象〕山の下に風がある象が蠱である。君子はこれにならい、民の弊害を振い正し、徳を養い育てる。

六爻の爻辞と現代語訳

初六父の蠱を幹す。子あれば考に咎なし。厲なれど終には吉。
父親が作り残した問題や遺産を引き受けて整える。責任を果たせば咎めなく、最終的に吉。
九二母の蠱を幹す。貞に中すべからず。
母親が作り残した問題には、強硬な手段は使えない。柔らかく、中庸を保ちながら対処せよ。
九三父の蠱を幹す。小有悔なり。大咎なし。
父の遺した問題に取り組む際、多少の悔いは残るかもしれないが、大きな咎めにはならない。
六四父の蠱を裕かにす。往けば吝を見る。
問題を放置してゆったり構えすぎる。後回しにすることで事態が悪化する恐れがある。
六五父の蠱を幹す。誉を用うる。
父の遺した課題を誠実に継承し、名誉ある形で取り組む。評判が高まる。
上九王侯に事えず。その事を高尚にす。
権力の場を離れ、自らの高い理想に生きる。世俗を超えた生き方が真の高貴さを示す。

運勢とアドバイス

総合運

中吉。困難な改革も誠実に取り組めば大きな成果が得られる。

アドバイス

問題の根本原因を探り、慎重に対処せよ。改革には準備と覚悟が必要。

五卦で読む(互卦・錯卦・綜卦)

本卦の裏に潜む卦を併せて読むのが五卦の読み方です。之卦(変爻によって変じる卦)は立てた爻によって異なるため、実際に筮竹を立てて確認してください。

互卦(ごか)第54卦 雷澤帰妹(らいたくきまい)二・三・四爻と三・四・五爻から成る、内に潜む事情 錯卦(さくか)第17卦 澤雷隨(たくらいずい)全爻を陰陽反転した、裏側の視点 綜卦(そうか)第17卦 澤雷隨(たくらいずい)上下を反転した、相手側・逆の立場から見た姿

「山風蠱」は、自分の手で49本の筮竹を分けて初めて、自分の問いへの答えになります。

筮竹でこの卦を立てる(Google Play)

49本の筮竹を自分の指で三変十八変。本卦・之卦・互卦・錯卦・綜卦の五卦まで読める本格易経アプリ。毎日1回無料。

← 第17卦 澤雷隨 第19卦 地澤臨 →

六十四卦一覧へ / 筮竹三変の立て方・五卦の読み方